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オープンソースのAndroid用USBテザリングアプリ「AziLink」をMacで使う

はじめに

MacBook Airを外で使っていると、外でネットが使いたくなるものです。しかし、外で必ずしもWiFiが使えるわけではないのが現実。
そこで手持ちのAndroid端末でUSBテザリング!となるわけですが、有名どころのアプリだとWindows専用だったりhttpsが有料版でしかできなかったりして*1微妙な気持ちに。
そんな折、無料でWindows/Mac/Linux対応でhttpsも使えるオープンソースAndroid用USBテザリングアプリ AziLink を見つけたので、Macにインストールしてみました。

環境

  • Mac OSX 10.7.2 (Lion)
  • IS06 (Android 2.2.1)

インストール

1. Android端末をMacに接続し、USBデバッグと野良アプリインストールができるようにする
Android端末をMacにUSB接続し、Android端末側で

  • 設定→システム→アプリケーション→提供元不明のアプリ にチェックを入れる
  • 設定→システム→アプリケーション→開発→USBデバッグ にチェックを入れる

を行います。上記はIS06の場合ですが、他の端末だとちょっと違うかもしれないので、適当に探してください。
このあとAndroid端末にソフトウェアのインストールなどを行うので、接続したまま置いておきます。

なお、MacならAndroid用USBドライバは不要ですが、Linuxでやる場合はudevファイルを作成、WindowsならOEMのドライバのインストールが必要らしいです。


2. Tunnelblickのダウンロードとインストール
Mac用のOpenVPNクライアントであるTunnelblickをインストールします。
どうやら安定版の3.1.7はLionで使えないようなので、Beta版のTunnelblick 3.2beta36をダウンロードします。dmgファイルをダブルクリックしてインストーラを起動し、そのまま進めていけばOKです。
起動するとVPNの設定ファイルをどうするかとか聞いてきますが、放っときます。


3. TunTapのインストール
OpenVPNで使う仮想ネットワークカーネルドライバTunTapをインストールします。

http://sourceforge.net/projects/tuntaposx/files/tuntap/ から最新版(今回は tuntap_20111101.tar.gz)をダウンロードして展開し、中にある tuntap_20111101.pkg を起動してインストーラを進めていけばOKです。
インストールが完了したら、マシンの再起動をします。


4. Android SDKのインストール
Android SDKに含まれるadbが必要*2なので、インストールします。
http://developer.android.com/sdk/index.html からMac用(今回はandroid-sdk_r16-macosx.zip)をダウンロードし、適当なところに展開しておきます。
展開すると android-sdk-macosx みたいな名前のフォルダになるので、

$ cd android-sdk-macosx/tools
$ ./android

でAndroid SDK Managerを起動し、Android SDK Platform-toolsを選択してインストールします。
f:id:ser1zw:20111215042342p:image
android-sdk-macosx/platform-tools/ に adb というファイルがあればOKです。
adbはAziLinkを実行する際にも使うので、パスを通しておきましょう。


5. AziLinkのインストール
https://code.google.com/p/azilink/downloads/list から 最新版の.apkファイル(今回はazilink-2.0.2.apk) をダウンロードします。
そして4.でインストールしたadbを使用し、下記のコマンドでAndroid端末にインストールします。

$ adb install azilink-2.0.2.apk



6. Mac OSX Lionでの起動用シェルスクリプトのダウンロード
Tethering OS X Lion to Android - Bryce Boeで紹介されている https://gist.github.com/1302227 をダウンロードし、実行権限をつけて適当な場所に保存しておきます。

$ wget https://gist.github.com/raw/1302227/d2e23c6754017f865cb742667ce73852661a0e64/tether.sh
$ chmod +x tether.sh


以上でインストールは終了です。超めんどくさいですね!!

USBテザリングする

1. Android端末をMacにUSB接続する
普通に接続します


2. Android端末側でAziLinkを起動し、「Service active」にチェックを入れる
Statusが「Waiting for connection」になっていればOKです。


3. Macで起動用シェルスクリプトを実行する
「インストール」の6.で保存したシェルスクリプトを実行します。保存した場所でターミナルから

$ ./tether.sh

とかやればOKです。
このとき、adbにパスが通っていないとシェルスクリプトが実行できないので、事前にパスを通しておきましょう。

USBテザリングを終了するには、3.のシェルスクリプトをCtrl+Cで止めればOKです。

使い勝手はどうなのよ?

無料なのにプロトコルの制限が無いため、使い勝手はかなりいいです。
速度はスピードテスト | USENの回線速度測定で計測したところ、2.5Mbpsぐらい出てました。
普通にTwitterしたりGmail見たりするには十分かと思います。

まとめ

オープンソースAndroid用USBテザリングアプリであるAziLinkをIS06にインストールし、MacでUSBテザリングしてみました。今回はMacでやっていますが、AziLinkはWindowsとLinuxにも対応しているようなので、そちらでも試してみたいところです。
インストールは超めんどくさいですが使い勝手は非常にいいので、ぜひ使ってみてください。

*1:つまりTwitterGmailも使えない

*2:AziLinkのFull downloadに含まれるadbはWindows用のみ