Eclipseの補完設定をカスタマイズして爆速コーディング
はじめに
Java使いには欠かせないIDEであるEclipse。賢く補完してくれるのが魅力ですが、Visual Studioに慣れていると「補完がもっさりしてるなー」と思ってしまうのも事実。
でも補完設定をカスタマイズすることで、Visual Studio並みにバリバリ補完してくれるようになるのです。
Javaの補完設定のカスタマイズ
やることは
- コンテンツ・アシストの自動有効化遅延を短くする
- 補完候補の一覧が表示されるまでの時間を短く設定することで、補完を速くします。
- コンテンツ・アシストの自動有効化トリガーとなる文字を追加する
- 「.」以外の文字を入力した場合にも補完を開始するように設定し、特別な操作をしなくても勝手に補完候補が表示されるようにします。
の2点です。
下準備
1. Eclipseのメニューから「ウィンドウ」→「設定」→「Java」→「エディター」→「コンテンツ・アシスト」を開く
2. 「自動有効化」の「自動有効化を使用可能にする」にチェックを入れる
デフォルトでチェックが入っているはずですが、もし入っていない場合は入れてください。
コンテンツ・アシストの自動有効化遅延を短くする
コンテンツ・アシストの設定画面で「自動有効化遅延」の値を小さくします。
この値を調節することで、補完が始まるまでの時間を短くすることができます。デフォルトでは200ですが、お好みで設定してください(80ぐらいがおすすめ)。
コンテンツ・アシストの自動有効化トリガーとなる文字を追加する
コンテンツ・アシストの設定画面で「Javaの自動有効化トリガー」に文字を追加します。
ここに設定された文字が入力されると、補完候補が表示されるようになっています。デフォルトでは「.」のみですが、「.abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ_」と設定することで変数名などの入力時に常に補完候補を表示するようになります。
使ってみる
上記の設定により、変数名などの入力中に常に補完候補が表示されるようになります。Visual StudioでC#を書いているような感じです。
Java以外ではどうなのよ?
C/C++用のプラグインであるCDTでは、自動有効化遅延の設定はできるものの、自動有効化トリガーは自由に設定することはできないようです(「.」、「->」、「::」をトリガーにするかどうかの選択のみ可能)。また、ActionScript用のAXDTでは、どちらの設定もできません。がんばれAXDT。
まとめ
Eclipseの補完設定をカスタマイズしてみました。これでコーディングのスピードも劇的にアップすること間違いなし!!…のはず。